破たんした自公政治安倍首相、突然の政権投げ出し
国民の信頼できる新しい政治を前代未聞の無責任ぶり安倍首相は、臨時国会が開会した九月十一日、国会で「全身全霊をかけて、総理大臣の職責を果たしていく」と所信表明演説をしたにもかかわらず、翌日に突然の「辞任表明」。前代未聞の「政権投げ出し」に多くの国民が“無責任の極み”にあきれました。これは、安倍首相個人の問題にとどまらず、自民・公明政権の破たんのあらわれです。
内外政とも行き詰まりそれは、農政の問題をとっても明白です。「構造改革」のもと農家の選別を推し進める品目横断対策も、底なしの低米価を生み出す米「改革」も、農家の経営と暮らしを破壊しています。安倍首相の次に自民党のなかから誰が首相になろうとも、この大枠に変わりはありません。
「小泉」「安倍」の後継総理では参議院が与野党逆転するなか、「テロ特措法」延長が最大の焦点になる臨時国会は、冒頭から大波乱の展開です。自民党では、次の総理候補が名乗りを上げていますが、すべて小泉=安倍「改革」の後継者です。しかし、安倍首相を辞任に追い込んだ最大の要因は、参議院選挙で自民・公明政権に「ノー」の審判を下した国民の声です。打開しなければならないのは「局面」ではなく、政治そのものの「路線」です。今こそ、解散・総選挙で国民の審判を仰ぐべきです。
国会開会日には、農民連や全労連などで構成する国民大運動実行委員会など三団体が、「安倍内閣は退陣せよ」「テロ特措法は延長するな」と、国会にデモ行進し農民連も旗を高く掲げて参加しました。(写真〈写真はありません〉) デモに先立つスタート集会では、農民連の石黒昌孝事務局次長が「この国会は、国民の要求を実現する可能性が大きく広がっている。安倍内閣を退陣に追い込み、国民の要求実現に向けておおいに奮闘しようではありませんか」と訴えました。
ありがとうございました食品分析センター募金署名(敬称略)8月1日〜9月13日秋田=渡辺ツギ子、茨城=河野達男、東京=柳下登、全国一般労働組合、藤田イツ子、石黒昌孝、長野=小林節夫、大分=三上秀範
ありがとうございました新潟県中越沖地震義援金協力者(敬称略)8月23日〜9月7日新潟=十日町支部、町田拡、帆苅善一郎、群馬=西毛農民連、千葉=北総農民センター、東京=葛生永、長野=長野県農民連、飯伊農民組合、石川=石川県農民連、愛知=アツミ産直センター、大阪=あすなろの会、奈良=奈良県農民連
(新聞「農民」2007.9.24付)
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[2007年9月]
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