税金に強い農民連を作ろう山形県農民連が税金学習会
確定申告・税の減免など“よくわかった”山形県農民連は、八月二十六、二十七の両日、山形県上山市で役員や会員三十五人が参加して、税金学習会を開催しました。増税や負担増が相次ぐ中で、国民の申告納税権がますます重要になっていますが、いまこそ税金に強い農民連をつくろうと、全国連の根本敬副会長を講師に招き「なぜ農民連が税金闘争に全力をあげるのか」、「税金申告の実務」、「農民連は『食と農の担い手』を作る組織」などについて、農民連の「確定申告の手引き」やノートパソコン、プロジェクターなども使って学習しました。(写真〈写真はありません〉) そのほかに小林茂樹県連税対部長が「地方税について」、会員でもある本木勝利白鷹町議会議員が「税の減免、各種負担の軽減」についてそれぞれ講義を行い、各種の負担軽減の制度や生活保護の申請など、行政全体に かかわる制度とその活用について学習しました。 参加した会員からは、「根本さんの話は、税金に対する基本姿勢が良くわかる内容だった」、「税金相談員を養成する講座を企画してほしい」、「農民連の申告が有利なことをもっと宣伝しなければ」などの感想が寄せられました。 学習会の準備をした県連の柴田雅子事務局次長は、「昨年よりも参加者が多かったうえに内容も好評だったので、これから支部、班でもどんどん学習会を開催し、税金に強い農民連を作りたい」と語っています。 (山形県農民連 洞口昇一)
小林節夫さんの力作「農への銀河鉄道」記念のつどい開く小林節夫さん(農民連顧問)の力作「農への銀河鉄道」記念のつどいが八月十九日、長野県小諸市で開かれました。(写真〈写真はありません〉)小林さんが長い間温めてきた「宮沢賢治」に対する思いを一気に書き下ろしたのが昨年の九月。「とうとうやったネ」「さすが小林さんだ」という声が広がりました。 この本の“はじめに”で、小林さんは「いまほど農民と農山村にとって、宮沢賢治が求められるときはないように思われます」と書いています。 つどいではこの思いが会場にあふれ、テーブルには「風の又三郎」や「セロ弾きのゴーシュ」という宮沢賢治の童話にちなんだ座席名が書かれ、私は「注文の多い料理店」に案内されました。 呼びかけ人の代表あいさつの後、「農への銀河鉄道」を読んで現代と未来を語るコーナーが設けられ、小林さんと親交の深かった六人が、本の感想や小林さんの人となりなどを語りました。 花束を贈られた小林さんは「どうして宮沢賢治にひかれたか、ふと振り返った。小学校の恩師に教わった『雉子(キジ)撃ち爺(じい)さん』(作詞・北原白秋、作曲・草川信)に代表される詩や、一茶の弱者の句が賢治への折り戸を開けてくれたと思う」と語りました。そして「雉子撃ち爺さん 雉子撃たず いつでもしょんぼり下りて来た 山からしょんぼり下りて来た」と歌う場面も。 厳しい農業攻撃をはね返していく上で、大きな元気をもらった一日でした。 (農民連本部 上山興士)
◇訂正 9月3日付4面の「ふるさとネット通信」の記事中、価格一パックの値段は、五〇〇円(多数注文の場合は割引有り)に訂正します。
(新聞「農民」2007.9.10付)
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[2007年9月]
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