子らに食への関心高めるには…教研全国集会・広島
食教育分科会で活発に議論「みんなで二十一世紀をひらく教育のつどい―教育研究全国集会二〇〇七」が、八月十六日から十九日まで広島市内で開かれました。教育基本法改悪反対などの運動を通じて共同を広げてきた農民連は、今年から初めて実行委員会に加わりました。「体育・健康・食教育」の分科会では、どうしたら子どもが食について関心を高めていくか、創意的な実践例が数多く出され、活発な議論がかわされました。(写真〈写真はありません〉) 埼玉のある小学校の先生は「栄養士の先生が給食の前にビニール袋にたくさん入ったそら豆のサヤを持ってきたら、触ったりにおいをかいだりと教室は大騒ぎ。その日の給食の残量は減り、本当によく食べた」と報告。「宿題を“お手伝い”にしたら、食事の支度や片付け、料理は、どの子も大好き。自分で料理したことで、その食材は突然、自分にとって超身近な物に大変身してしまう」と話しました。 また京都のある小学校の先生は、地産地消を学校給食に取り入れた食育指導を報告。「農産物が育つ様子を知り、食材に触れ、調理体験をするなどの取り組みで、食への関心が高まり、意欲的に食べるようになった」と生き生きと語りました。 初めての参加でしたが、食健連や農民連との共同がますます重要になっていると痛感しました。 (農民連本部 上山興士)
(新聞「農民」2007.9.3付)
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[2007年9月]
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