改憲手続き法案の公聴会日程強行許さぬ!運動さらに大きく
「憲法を論議する国会が、こんなに国民を愚弄(ぐろう)した運営でいいのか」――改憲手続き法案の紛糾が続く衆院憲法調査特別委員会は、三月十五日午前、自民党の中山太郎委員長の職権で委員会を開き、公聴会の開催日(三月二十二日)を強行採決しました。公聴会は同法採決の前提となるものです。 強行採決は、採決に反対する共産党、社民党、民主党の議員が中山委員長に詰め寄る騒然とした状況のなかで行われました。音声マイクのスイッチも入らず、傍聴者には委員会が開会されているのか、何が採決されているのかまったくわからないまま、賛成する自民・公明両党の委員が起立と着席を三回繰り返して終わり、という異常な採決でした。 強行採決後の正午には、廃案を求める百八十人余が衆院議員面会所に集まり、要請集会を開会。日本共産党の笠井亮衆院議員と社民党の辻本清美衆院議員が駆けつけ、国会報告を行いました。 笠井さんは「自民・公明両党がこんなに採決を急ぐのは、国民に真実が知られないうちに採決しようという安倍政権の党利党略であり、世論の広がりへのおそれから。事態は緊迫しているが、一つ一つの局面を打開して、憲法改悪をやめさせよう」と力強くよびかけ、大きな拍手を受けました。
(新聞「農民」2007.3.26付)
|
[2007年3月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2007, 農民運動全国連合会