本の紹介
伊藤千尋著『勇気の源はなんですか?』
農業を考える時
9条を考える時
必ず力になる本
女性部の総会でジャーナリストの伊藤千尋さんの「くらしに生かす憲法」という講演を聞き、さっそく講演内容をブックレットにした『勇気の源(みなもと)はなんですか?』を読みました。まさに「目からウロコ」。職場の人たちにも読んでもらいたいと、すすめて歩いています。
「一人ひとりが声をあげれば、必ず世の中は変わる」という伊藤さん。平和憲法を持ち軍隊のないコスタリカ、ブッシュ政権に反対が広がるアメリカ、いま「反米大陸」となっている南米など、世界の国々で起こっていることが、とてもいきいき伝わってきます。
とても面白いので、このブックレットと四冊セットで発行された『その時、赤ん坊が私の手に』『9・11マスターキーから何が見える?』『今度の騙しは手ごわいぞ』も、たて続けに読みました。
四冊で共通しているのは、“憲法九条は日本だけのものではない。他国の人々にとっても一筋の希望だ”ということです。読んでいると、私たちを取り巻いている日本の格差社会や、農業の現実の根っこが見え、元気と希望が湧いてきます。農業問題を考える時、必読の四冊。おススメします。
▼出版元 憲法九条・メッセージ・プロジェクト(略称K9MP) ▼注文はインターネットのホームページへ。各十冊以上の注文はK9MP事務局TEL0774(43)0210FAX075(921)0210須田稔方まで▼各一冊300円
(岩手女性部 久保田みき子)
(新聞「農民」2007.3.19付)
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