「農民」記事データベース20070319-772-06

改憲ストップ!
格差社会ノー!

第60回 国際女性デー中央集会開く

関連/野菜栽培の研修会を開きました


 改憲手続き法案がヤマ場をむかえた三月八日夜、東京・九段会館で「改憲ストップ!格差社会ノー!いま、輝かせよう日本国憲法」を掲げて、国際女性デーの中央集会が開かれました。

 暮らしと権利、平和を求めて、日本で戦後初の国際女性デーが取り組まれてから、今年で六十周年。憲法施行六十周年でもあり、会場は「憲法を守ろう」と集まった千人を超える女性の熱気で大きく盛り上がりました。

 実行委員長の堀江ゆりさん(婦団連会長)が「緊迫した事態でも、女性たちは手をつなぎ連帯して、明るく、展望を持って、たたかいぬきましょう!」と開会あいさつ。

 つづいて、「教育、社会、平等、平和をこわす新自由主義改革ノー! この目で見たアメリカ・イギリス・日本」をテーマに、外国の教育制度に詳しい教育学者の山本由美さんが記念講演しました。

 山本さんは、安倍政権が教育改悪のモデルとしている、新自由主義教育がすすむイギリス・アメリカの現状を紹介。新自由主義教育が、グローバリゼーションの中で、世界銀行などによって最初に債務を抱えるアフリカ諸国や中南米に導入されたことを紹介し、新自由主義教育が、国際的な競争・格差社会を教育にも持ち込む制度であることを指摘しました。

 交流・連帯の広場では、農民連女性部をはじめさまざまな女性団体が、思い思いのふん装を凝らして登壇。ユーモアいっぱいの訴えに、大きな笑いと拍手があふれました。

 集会後オフィス街を元気にデモ行進しました。


野菜栽培の研修会を開きました

新潟・県央センター

 新潟・県央センター(長岡市)は二月十二日、会員農家が集まって野菜栽培の研修会を開きました。(写真〈写真はありません〉

 野菜専業農家で会員の安達徳明さんを講師に、熱心な種苗店からも来てもらい、新しい品種や直売向きの品種など、春まきで夏に収穫する野菜について勉強しました。

 ブロッコリーや枝豆、とうもろこしなどは、直売としても人気の野菜です。キュウリやトマトなどは、野菜ボックスにはなくてはならない品目。県央センターでは、新婦人との産直や診療所前での朝市に取り組み、新鮮な野菜などが好評で売り上げも伸びています。

 参加農家は「もっと消費者の声にこたえられるよう、多様な野菜の栽培を」と、熱心に勉強を進めました。

(県央センター 鶴巻純一)

(新聞「農民」2007.3.19付)
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2007年3月

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