「農民」記事データベース20070122-764-05

富士見村(群馬)が
“地産地食の村宣言”


農業委員会先頭に
関係団体に広く呼びかけ 議会に請願

 群馬農民連は、県下全自治体で「地産地消宣言」をあげようと決めています。富士見村では昨年十二月、農業委員会の提案を受けて村議会が請願を採択し、「地産地食の村宣言」を実現しました。

 昨年八月の農業委員会で、村議会に「地産地消宣言決議」の請願をおこなうことを提案、全員の賛同が得られました。農業委員会だけでなく、関係団体に広く呼びかけることになり、農業委員会長を筆頭に、農事組合法人「風ラインふじみ」理事長、富士見村農産物加工組合組合長、前橋市農協組合長、富士見村商工会長の連名で「富士見村の産業と経済の活性化を図るための『地産地食自治体宣言』を求める請願」を村議会に提出しました。

全村あげ推進運動へ

 十二月の村議会では、請願を付託された産業建設常任委員会が全会一致で採択、議会でも全員賛成で採択されました。これを受けて星野好孝村長はただちに「富士見村地産地食の村宣言」を追加議案として提出、全員賛成により「地産地食宣言の村」となりました。

 今後、地元産の消費拡大や全村あげた運動にするための普及・推進のとりくみが、村と請願者一体となって進められることになります。これで新しい村づくりに弾みがつくと確信しています。

(群馬農民連・富士見村農業委員会職務代理 下田嘉丈)

(新聞「農民」2007.1.22付)
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2007年1月

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