「農民」記事データベース20061218-761-03

農のこころ

丸山美紗夫


 腰までの泥を信じて蓮根掘る

           工藤 博司

 俳誌『俳句人』から。蓮根掘りは早いものは九月中旬から十月頃にはじまる。葉がすっかり枯れた頃になると根茎の色がよくなるため、寒い時期となる頃が収量も増える。歳暮や正月用の出荷が多いので、冬の季語とされている。大変な収穫作業であるが、この作の「泥を信じて」には、生産者の深い思いが伝わってくる。

(新聞「農民」2006.12.18付)
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2006年12月

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