「農民」記事データベース20061023-753-09

9条たんぼで稲刈り

大きな字が浮き上がり歓声

関連/採れたよお母さん見てえ


兵庫の農民連と新婦人

 兵庫農民連と新婦人兵庫県本部は九月三十日、秋晴れの下、「九条たんぼ」の稲刈りを行い、親子あわせて十五人ほどが参加しました。

 「九条たんぼ」は、産直センター副代表理事の中嶋努さんの田んぼを借りたもの。六月二十五日に、ヒノヒカリの中に「9」の字に植えていた紫黒米を刈りました。みごとに大きな「9」が浮かび上がり、みんな大喜び。(写真〈写真はありません〉

 稲刈りは初めての人ばかり。中嶋さんからカマの種類、使い方、注意事項を聞いた後、いっせいに刈り取り。田んぼが少々やわらかく、足元がすべって大変。一時間ほどで刈り取り、サツマイモ掘りも楽しみました。後は昼食。豚汁、おもちに舌鼓をうちました。

(兵庫農民連 上野信行)


採れたよお母さん見てえ

富山食健連 イモ掘り&梨つみ

 富山食健連は九月二十三日、射水市で「イモ掘り&梨つみ」を行い、五十人の親子でにぎわいました。

 掘り出すのに悪戦苦闘し、ダブダブの手袋でイモを抱きかかえる子どもたち(写真〈写真はありません〉)。「採れた、採れた。お母さん見て」「でっかいのが採れた。小さいのもくっついてきたよ」と、うれしそうな姿に目を細めるお父さん。お孫さんと初めて参加した高崎香司子さん(元新婦人県本部事務局長)は、「若いお母さんが子どもを裸足でイモ掘りさせていて、ほほえましい。楽しく子育てしてほしい」と、エールを送っていました。

 掘ったサツマイモは、蒸して簡単にできる“鬼まんじゅう”にしてみんなで食べました。生産者の坪田年夫さんが、「この畑は村の人のもの。荒らさないために私が作っています」と農家の事情を話すと、参加者から「来年も来るので、作り続けてほしい」と声がかかりました。

 梨つみでは、農家の「引っぱるのではなく、上に持ち上げて採って」との説明に、子どもたちはお父さん、お母さんに盛んに抱っこされていました。

(富山県農民連 久郷道枝)

(新聞「農民」2006.10.23付)
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2006年10月

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