「農民」記事データベース20061009-751-14

加工施設づくりに県が助成
早く具体化しようと話し合う

埼玉農民連女性部

関連/刈り入れを待つ葛篭棚田


 「各地域で集まりを持ち、女性部の活動を地域に広げよう」と、埼玉農民連女性部は、九月十四日、川本町で十六人が集まり、お味噌(みそ)と野菜をつかった埼玉らしい野菜まんじゅうとてんぷら、うどんを作り、加工施設の立ち上げに向けて話し合いました。

 野菜まんじゅうづくりでは、「みんなで集ってやるのは楽しい」との感想も(写真〈写真はありません〉)。おまんじゅうは食べるとき、ふんわりとお味噌のかおりが漂ってくる味でした。

 その後の拡大役員会では、加工施設づくりが話題に。八月末に埼玉農民連が県農林部交渉を行った時、加工施設への助成について農林部長が「全額はできないが、半額は助成できる」と回答。この機を無駄にしないためになるべく早く具体化しようと、実行委員会を立ち上げることになりました。

 この集まりを通じて三人が女性部に加入。みんなから拍手が起こり、“集まってこそ元気になれる”と大いに喜びを感じた一日でした。

(埼玉農民連女性部 棚橋順子)


刈り入れを待つ葛篭棚田

福岡・うきは市

 福岡県うきは市浮羽町の葛篭(つづら)棚田は、もうすぐ刈り入れ(写真〈写真はありません〉)。ここ四年ほど、四季折々の写真を撮っていますが、棚田の風景が変わってきているようです。

 十戸にも満たない農家が棚田を守っているそうですが、高齢化の波は容赦なく押し寄せています。ボランティアが手伝ってはいるものの、田植えがされず、そのままになってしまっているところがあります。農を守るということは、日本人の胃袋を守ること、自然を守ること、景観を守ること。この棚田の風景を見ていると、それを感じられます。

(福岡・みのう農民組合 金子徳子)

(新聞「農民」2006.10.9付)
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2006年10月

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