農のこころ丸山美紗夫
炊きあげて故郷匂う今年米 斉藤不二子 俳誌『るつぼ』から。この作者は生産者ではなく、都会で暮している方である。実家から送られてきた新米をさっそく炊いて、その感動を詠んだのだろう。「故郷匂う」の中にこもる嬉しさ、おいしさ、温かさが伝わってくる。農家では摺りあがった新米を、家を離れた家族や親せきなどに送り、心触れ合うときでもある。
(新聞「農民」2006.10.9付)
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[2006年10月]
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