国際婦人年連絡会の学習交流会女性の地位は低い、農作業もつら〜い…農民連女性部 高橋マス子さんが講師
農業と女性農業者の現状を報告「ざっくばらんに話し合いましょう!」――。国際婦人年連絡会・環境部会は、九月二十日、新日本婦人の会中央本部で「安全な食料は日本の大地から! 学習・交流会」を開催(写真〈写真はありません〉)。農民連女性部長の高橋マス子さんと『食べもの通信』編集委員の蓮尾隆子さんを講師に招き、さまざまな団体から三十人近くの女性たちが集まりました。高橋さんは、農業と農民の厳しい現状とともに、農村における女性の地位の低さや、農作業、家事、育児などに追われ、学習の機会が少ないことなど、女性農業者が抱える問題を指摘。また、地産地消や産直運動、食糧主権の確立に取り組む農民連の活動を紹介し、食の安全には「価格保障で家族経営農民を守り、食料自給率を高めることが先決」と主張しました。 蓮尾さんは、BSEなどで食の安全を求める意識が高まるなか、食品産業が売り込む健康食品への誤解や、若者に広がる食生活の乱れなど、「消費者側の意識変革の重要性」を強調。正しい情報を発信し、学習の機会を増やすことの大切さを訴えました。 「若いお母さんたちに情報を伝えなければ」「行政への働きかけも大切ね」など、参加者も積極的に意見交換。環境部会座長の関口悦子さんは「今後も生産者と話し合う機会を設けていきたい」と語っていました。
(新聞「農民」2006.10.2付)
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[2006年10月]
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