「農民」記事データベース20060807-743-04

インドネシア 大地震、大津波また襲う

現地の農民組合連合 救援センター設け活動展開


農民連 被災者へ義援金募る

 七月十七日夕方、またしても大地震・大津波がインドネシアを襲いました。一昨年暮れのスマトラ島沖、今年五月末のジャワ中部地震に続く、三度目の震災です。

 今回の震源地は、五月の大地震の近く、ジャワ中部南方沖。三回の巨大地震が連続して発生し、三メートルという津波・高潮が海外線三キロにわたって大被害をもたらしました。

 七月二十日現在、五百人が犠牲になり、その多くは、幼児や子ども、女性、老人たちです。すごい勢いで迫る津波から逃げることができず、体力の弱い順から波にさらわれ、命を失いました。

 地震発生の翌日、インドネシア農民組合連合(FSPI)は、最も被害を受けたパンガンダラン近郊の三つの村に救援センターを設置、救援活動を展開しています。(写真〈写真はありません〉

 首都のジャカルタには、FSPI本部とビア・カンペシーナ国際調整委員会本部があります。「特に被害はなかったが、高層ビルで働く人々はパニック状態だった」と国際調整委員のテジョー・プラモノさん。度重なる大災害に、声のトーンも沈みがちです。

 農民連は引き続き、インドネシア地震・津波被害者救援のため、義援金を募っています。

 送り先は、郵便総合口座一〇〇三〇―六一六七一七一一「農民連災害対策本部」まで。

(新聞「農民」2006.8.7付)
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2006年8月

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