直売・加工・食堂 3セット店農民連関係の直売所2号店 百姓の館福井・武生市
地産地消にこだわりめざすは“百姓コンビニ”福井農民連関係の直売所の二号店が昨年十月、武生市村国町に「百姓の館」として開店しました(写真〈写真はありません〉)。農民連の直営ではありませんが、農民連の会員が運営の主体となって仲間に声をかけ、共同経営者は三十八人にのぼります。市と県の補助事業も活用して、一年間の期間をかけて準備を進めてきました。「百姓の館」は、直売コーナーと加工施設、そして食堂部門が一つ屋根の下に複合しています。地産地消に徹底的にこだわり、消費者からの要望が強い加工部門には、とくに力を入れました。野菜生産者や女性グループが作った旬の野菜を惣菜や漬物などに加工して販売したり、自家製大豆で作った納豆や味噌のほか、お豆腐屋さんに製造委託している豆腐、厚揚も売っています。 保健所から菓子や漬物、食堂経営などの許可をとって設置した加工施設を活用して、おこわやオニギリなどの惣菜も作り、なかなか好評。酪農家の若い主婦が作ったケーキやクッキーなど、ともかく地元の農産物で扱えるものは一品でも多くそろえ、いわゆる「百姓コンビニ」をめざしています。 食堂部門の一押しメニューは、地元のソバ粉を使った手打ちソバと炊き込みご飯。旬の野菜を生かしたさまざまな惣菜も自慢です。 人にも恵まれて、食堂に専従を二人、直売コーナーにパートを一人とスタッフの体制も整えることができました。店の周りは住宅街。県道に面しているので車で立ち寄るお客さんも多く、年四回の「食と健康祭り」など小さなイベントを開いて、地域の消費者との交流を深めていきたいと考えています。 (福井県農民連 関本新右エ門)
(新聞「農民」2004.1.26付)
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[2004年1月]
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