自衛隊のイラク派兵反対防衛庁正門前で抗議行動中止の申し入れ書手渡す
陸上自衛隊の先遣隊がイラクに派兵された一月十六日、東京・市ヶ谷の防衛庁正門前で、緊急の抗議行動が行われました(写真〈写真はありません〉)。主催は国民大運動実行委員会、安保破棄中央実行委員会、有事法制は許さない連絡センター。「自衛隊のイラク派兵反対」「憲法九条を守ろう」などの横断幕やプラカードを手に、農民連など四十団体、百人が参加しました。 小泉内閣は陸上自衛隊の先遣隊に続いて、下旬には航空自衛隊本隊の派兵を狙っています。戦場に武装した自衛隊を展開するのは、戦後初めての暴挙。「憲法九条と平和を守るたたかいは、まだまだこれから。十九日から始まる通常国会でも大激論が予想される。団結して最後までたたかいぬこう」と訴え、力強くシュプレヒコールしました。 この日、石破防衛庁長官も出席しての部隊編成完結式が行われた防衛庁の正門前は、多数の警官がとりまき、右翼の宣伝カーがすさまじい騒音をまき散らすなど、緊迫したものものしい雰囲気でしたが、多くの団体が整然と派兵中止の申し入れ書を防衛庁職員に手渡しました。 迷彩服姿に「イラク派兵反対」のノボリを手に、滋賀県から八百五十キロの道のりを歩いて訴えてきたという広瀬友重さん(64)は、「歩いている間にたくさんの多くの人と話すことができた。僕の歩いている姿を見て、イラク派兵について考える人が増えてほしい」と、力強く語っていました。
(新聞「農民」2004.1.26付)
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[2004年1月]
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