松尾佐知子のやっぱりごはん(月2回掲載)
さあ「国際コメ年」、といってもピンとこないけれど、私なりにもっと米について勉強する年にしたいと思う。 昨年、日本母親大会で知り合った和歌山の協同組合ゆあさの宇治田悦子さんから、暮れに発芽玄米の資料とサンプルをいただいた。「白いごはんが一番」という義父には白米を炊き、家族で試食を続けた。 その日のおかずによって白米に一割混ぜたり、五割混ぜたり、またカレーライスや炒飯にはそのまま炊いた。普通の炊飯器で炊けるので簡単。ダイエット中の夫は腹もちがいいと言い、娘はプチプチ感が好きだと言う。そして私は便秘をしなくなった。 いただいた資料の中で、私の故郷・香川県三野町が町をあげて、町民の健康づくりのために発芽玄米の生産と普及に取り組んでいることを知った。伝統的な日本食こそ最高の薬膳と、米に力を入れた郷土を誇りに思う。お正月に帰省した時、友人から本をもらい、今、発芽玄米の栄養価などを勉強中である。 暮れに新婦人の忘年会でリッチなフランス料理を食べた。フォアグラや牛肉のワイン煮を食べながら、話題はもっぱら、いかに健康に生きていくかということ。Nさんは玄米食を一口食べて箸を置き、よくかんで米の力をもらっていると言う。忙しいFさんは下痢が続き、医者から玄米食にストップがかかった。 私は食べやすく作りやすい発芽玄米をみんなにも紹介したが、料理を考え、個々の体に合った「コメ」をみつけるのも楽しいと思う。 (管理栄養士)
・「協同組合ゆあさ」より…発芽玄米のサンプル(一合120g)をご希望の方は、電話かFaxでご連絡下さい。受付2月20日まで。
プチプチ感がたまらない発芽玄米の“けの汁”ふう
(新聞「農民」2004.1.19付)
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[2004年1月]
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