旬の味
農民連第十五回定期大会が一月十四日から三日間、東京で開かれ、全日程に参加することができた。施設園芸でトマト作りに励んでいるが、十二月から出荷が始まっている。超多忙でも苦労して参加したのは、全国の仲間との再会や農民連の方針をしっかり身に付け、農業・農山村復権の大事業に私も参加したかったから▼小泉政権が打ち出した「米政策改革大綱」は主食の米から政府が手を引き、市場原理のなかに放り出すもの。また、農地を大企業が買い占める道を開こうとしている。大企業が米を扱うためには全国にある農協が邪魔になり、農協解体も言い始めた。小泉政権がやろうとしていることは、大企業の利益のためには農家や国民の暮らしを破壊してもかまわない方向だ▼先日、村で女性の集まりがあった。近所のおばさんは「自由化は農家にあわない」と言い、年輩の女性からは「小泉さんになってから、世の中どんどん悪くなっている。あんなのダメだ」との声も▼農民の怒りは満ち満ちている。農民連大会の方針を農民に広げよう。 (君)
(新聞「農民」2003.2.3付)
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[2003年2月]
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