農民連が県に対策要請6頭目のBSE発生和歌山
和歌山県農民連は一月二十一日、同県粉河町で飼育されていた乳牛がBSEに感染していた問題で、県に対して緊急要請を行いました。 問題の感染牛の生年月は九六年二月で、前の五頭の感染牛とほぼ同じ。また、共通して与えられていた代用乳(全農の子会社、科学飼料研究所高崎工場で製造)が、導入元で給餌されていたことも判明しています。 要請では、(1)感染原因の究明と風評被害の防止、(2)損害補償など被災農家の経営再建にむけた対策、(3)長期無利子・無担保・無保証人の融資制度など畜産農家への支援策、(4)牛肉等の消費拡大に、県として万全の対策をとるよう求めました。 対応した県秘書課の副課長は、「趣旨を知事に伝える。県も副知事を本部長に対策本部を設置している」と回答。また、「被災農家の乳は出荷されているのか」との質問に対して、畜産課長は「ストップされるようなことはさせない」と答えました。 和歌山県農民連は引き続き、現地の粉河町農民組合とともに、被害にあった農家から具体的な要望などを聞き取る準備を進めています。 (和歌山県農民連 中津孝司)
(新聞「農民」2003.2.3付)
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[2003年2月]
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