米とふるさと守ろう危機突破村民大会福島県大玉村地域
「米を守ろう。ふるさとを守ろう。そして私たちはこの村で生きてゆく」。安達太良山の麓に美田が広がる福島県大玉村で、一月十九日、「大玉村地域農業危機突破村民大会」が、約五十人の村民の参加で開かれました。主催は、大玉村農業守る会(農民連加盟)。村も後援し、大玉地区労、新婦人大玉支部が協力しました。 米政策から国が手を引き、市場原理にゆだねて米価暴落を野放しにする「米政策改革大綱」。これが実施されれば村の経済・農業の柱である米生産が大きな打撃を受けることは必死です。危機突破村民大会は、「大綱」の実施を許さないたたかいのスタートと位置付けて開かれました。 来賓としてあいさつした浅和定次村長は、「主食である米を市場原理にゆだねることはもってのほか。生命維持にかかせない米に国が責任を負うことを放棄するのは大きな問題。米と地域を守るとりくみのいっそうの前進を期待する」と述べて、参加者を激励しました。 情勢報告に続いて、武田悦子さんが、「大玉村を突破口に、郡内そして県、国に対して請願を二月議会から徹底してやる」と決意表明。 最後に、「私たちは、決して生産から撤退せず、助け合い、支えあって、安全で安心できる国産の農産物を求める国民の期待に応えた『ものづくり』に全力をあげ、安達太良にいだかれた大いなる田舎をめざし、米を守り、ふるさとを守り、この村で生きていく」という決議を参加者全員で確認しました。 (福島県農民連 佐々木健洋)
(新聞「農民」2003.2.3付)
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[2003年2月]
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