汗ばむ陽気のなか“枝豆交流会”茨城・県南「大豆トラストの会」
十月六日、茨城・県南農民組合「大豆トラストの会」の枝豆交流会が開かれました。天気にも恵まれて汗ばむ陽気のなか、県内はもとより、東京、埼玉などから九十人の会員が、河内町の大豆畑に集まりました。 大豆トラストの開始当初からカップルで参加していた熊沢さんは、今回はかわいい赤ちゃんを連れて。「今年は無理かなと思っていたけど、いつも近所にわけていたら、楽しみにされちゃって」と言います。 いつも楽しみにしてくれている有水さんは、友だちを誘って来てくれて、その友だちも当日会員に。初めて参加した高校生の三人組も、一メートルのひもに束ねられるだけ束ねて五百円という企画に、「こんなに楽しいのは初めて。豆類は大好きだし、農家のおじさんが『交互に並べるとたくさん入る』と教えてくれたので、一番大きな束にするぞー」と張りきっていました。 畑のなかでハイハイする子や、やっとの思いでハサミを動かす子も、親と一緒にとりくむ作業は、生きた教育になったようです。 作業所に移動しての昼食と交流は、前日から用意した生産者の手料理で。煮豆や豆腐、おしんこ、炒りおから、黒豆のツマミ、ふかした里芋とさつま芋、呉汁、ドーナッツ、チーズケーキ、枝豆。それにおにぎりとつきたてのきな粉餅。 作業の後でお腹もペコペコ。「おかわり、おかわり」とほうばり、たちまちお腹いっぱいになりました。 交流会では、河内町の町長から寄せられたメッセージが紹介され、生産者からは、自己紹介もかねて作業所にある機械の説明も。あまりに高い値段に驚きの声があがりました。 事務局の農業と食糧の話には、「安全な食べものを自分の国で作るのは当然」と、初参加のお父さん。高校生たちも「食糧の問題が深刻なんて、学校では教わらなかった。農業を応援したい」と、頼もしく語ってくれました。 茨城・県南農民組合「大豆トラストの会」は、十二月一日に、味噌・豆腐づくりを予定しています。参加希望の方は、電話〇二九七-七〇-三五〇三にご一報ください。 (茨城・県南農民組合 杉山恵美子)
(新聞「農民」2002.10.28付)
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[2002年10月]
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