産直ボックス丸ごと使ってHAPPY料理
今回は、さつま芋2本480g、やや細めの柔らかいねぎ6本、若い大根葉300g、大根1本、じゃが芋540g、枝豆300g、ししとう160g、さやささげ300g、なす500g、ピーマン200g、みょうがの11種類、千五百円です。野菜ボックス通信「ゆえいっこ」に「今週の充実度」として「こいやさい2・3人分 うすいやさい2・1人分です」と書いてあります。こんなにたくさん入っていても約二人分の一週間分なんだー野菜ってたくさん食べなければいけないなあ、と読者(消費者)が自然と納得できるよい工夫だと思いました。
●1日目*ブリのたっぷりネギ味噌あんかけ・なすとししとうを添えて* *残りのししとう100gを縦半分に切り種を除き、薄切りにして、味噌100g、かつおぶし5gを混ぜ、味噌汁の素を作ってビンなどに入れて冷蔵庫におく。これを大さじ1杯くらい汁わんに入れて熱湯を注ぎ、海苔またはとろろ昆布少々を乗せるとおいしい自家製インスタント味噌汁になる。このししとう味噌をそのまま白いご飯に乗せて食べるのもおいしい。 *ゆで枝豆* *菜めし* 大根葉は全部茹でて冷水にとって絞り、中側と葉先を100gほど取り、細かく刻んで水分をよく絞り、塩小さじ1/5をまぶしてしばらくおき、ご飯4膳分に混ぜる。 残った大根葉は5cmくらいに切り、重さを量り、2%の塩を混ぜ、ビニール袋などに入れて冷蔵庫に入れておく(翌日のおかずに使う)。 *大根とみょうがの味噌汁*
●2日目*大根葉と豚肉炒め* 豚肩ロース薄切り肉150gに卵1/2個、おろししょうが・酒・みりん・しょうゆ各大さじ1を加えながら手で肉にもみ込む。かたくり粉大さじ1、ごま油大さじ1/2をさらに混ぜる。ねぎ小2本(100g)は厚さ7mmの斜め切りにしておく。昨日塩につけておいた大根葉は余分な水気を絞っておく。 中華鍋にごま油大さじ1・5を熱し、まず豚肉を炒める。ほぐすように混ぜながら炒め、半分くらい火が通ったらねぎを加え、さらに大根葉を加えて炒める。大根葉は茹でてあるので、さっとあたたまる程度に。炒りごまを混ぜる。 *さつま芋の甘煮* *みょうがの炊き込みご飯* 米2合をといで普通の水かげんから大さじ3・5の水を抜く(あとから加える調味量の分を抜いておく)。出し昆布5cmとともに30分以上おき吸水させる。鶏肉(又はひき肉)100gを細かく切り、醤油大さじ1・5、みりん・酒各大さじ1を加えて混ぜ、みょうがの輪切り50gを加え、それを米の上に乗せて普通に炊き、炊きあがったら混ぜる。 *おろしじゃが芋の味噌汁*
●3日目*サンマのカレー揚げ・さつま芋、さやささげを添えて* *ししとう味噌漬けの味噌汁*(1日目に作っておいたものを使う) *きのこおろし*
●4日目*長ねぎとベーコンのパスタ・茹でじゃが芋添え*
●5日目*サーモンハンバーグ・なすとピーマンも一緒に焼いて*
子供らに新鮮な旬の野菜を岩手・大東町産直センター私たち産直センターでは、新婦人ボックスの他に、地元の学校給食と老人ホームの五つの施設にも産直をしています。先日学校から「子どもたちに旬の野菜の赤ちゃんを見せたい」との依頼がありました。大根、人参、なす、オクラ、夕顔、さつま芋、きゅうり、カボチャ、ウリ、サヤインゲン、エンドウ、ゴーヤなどなど、花や花から実になる頃の小さな赤ちゃんが付いた部分を、ツルごと、子どもたちに見せる時間に合わせて届けました。 子どもたちは小さな赤ちゃん野菜に大感激。とくに一センチもないのに、生意気にもイボイボをつけているゴーヤは、最近の知名度の高さも相まって、一番人気だったそうです。 農村地帯でも食べている野菜の花や育つ様子、旬など、知らない子どもたちが増えている昨今、目で見る、手で触れることで、地元で生産される旬の野菜とそれを使用した学校給食に、より理解を深めてもらいたいと思います。そしてやがては故郷を愛する子どもたちに育つように期待しているところです。 一昨年、岩手県でも「地産地消」の方針を出したこともあり、学校給食への地元農産物の導入の準備が急速に進んでいます。子どもたちを守ることは、大人の責任、地域の責任と、これからも生産者の立場で産直給食、産直運動に誇りをもってかかわっていきます。 ……それにしても、夏の果菜類はツル物が多いと、私の方が教えられましたヨ。 (大東町産直センター 伊藤庚子)
(新聞「農民」2002.10.14付)
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[2002年10月]
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