京野菜
賀茂なす田楽で食べるのが一番やけど、なにせ大きくて丸いので手間がかかる。そこで、賀茂なすを輪切りにして焼きながらしょうゆをかけたり、焼いた輪切りに田楽味噌をつけたりするとなかなかのもんでっせ。安く手に入ったら、味噌汁の具や油炒めにもよろしおます。 ※田楽味噌の作り方 白味噌210g、赤味噌90g、砂糖大さじ3、みりん大さじ4〜6、酒大さじ3をよく混ぜ合わせて弱火にかける。このとき、焦がさないように絶えず混ぜながら、どろりとなるまで練り上げて、練り味噌にする。
万願寺とうがらしこれは、焦げ目がつくまで網で焼いて(炭火なら最高!)、おかか醤油で食べるのが一番。フライパンでもええんやけど直火の方がええね。次においしいんは素揚げ。衣も何もつけんと、破裂せんように串でいくつか穴をあけて、揚げてから塩で食べる。どっちも酒が進みまっせ。あとは、ピーマンと同じように油でいためたり、ジャコと一緒に出汁で焚いたりするのがよろしいな。
伏見甘長とうがらし万願寺とうがらしと同様に、焼いて食べるとおいしい! せやけど、万願寺とうがらしは焼くのが、伏見とうがらしは煮るのが向いてまんなァ。 ※ついでながら、ナスも、青トウガラシもトマトもジャガイモもみ〜んなナス科の植物。青トウガラシとナスをジャコや豚肉と一緒に炒めて食べるとメチャ美味いよ。
聖護院大根長大根(普通の大根)と違って、きめが細かくて口ざわりのええんが特徴や。それでいて、蕪(かぶら)みたいにうっかり煮崩れさせてしまうようなことがない。千本釈迦堂の大根焚き(だいこだき)は有名ですな。鳴滝の大根焚きは、長大根を使うとりますが、こっちも有名ですわ。話は逸れてしまいましたが、これでブリ大根やおでんを作ったら、煮込んでも崩れにくいわ、舌ざわりはええわ、甘味はあるわ、最高でっせ。 (京都府京北町 益田修次)
(新聞「農民」2002.10.7付)
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[2002年10月]
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