消費者、米屋さん、米卸が心待ちにしてくれる準産直米 出荷スタート
「作る農家の顔が見えるお米を消費者に」と、農民連が呼びかけてとりくんでいる準産直米の出荷が始まりました。 千葉県では、八月二十二日に出荷がスタート。極早生のふさおとめを皮切りに、今は毎週千俵を超えるコシヒカリが検査を受けて、出荷されています。今年から準産直米に参加した愛知の米卸の担当者は、千葉のふさおとめを扱ってみて「農民連の米は品質がよく、生産者がはっきりしていて扱いやすい。米屋さんの評判もよい」と言いま す。 また、愛知の米卸が加わったことで、東海ネットが今年から準産直米を始めました。九月二日から始まった茨城産直ネットも、米屋さんからの要望が強い通年出荷に向けた準備を進めています。 関東、東海に続いて出荷を開始している北陸ネットは、今がコシヒカリの刈り取りの最盛期。晴れ渡った秋空のもと、黄金色の海をコンバインが泳ぎまわっています。 「去年よりも品質がいい」と新潟県農民連の和田忠敏事務局長。北陸ネットは、大阪の米卸との準産直米を、今年から本格的に始めます。 ほくほく(東北・北海道)ネットは、十月初旬に各県のお米が出そろいます。今年は全体で四万俵の出荷を予定。ネット代表の堂前貢・農民連副会長は、「心配された天候不順の影響もそれほどでなく、おいしいお米を届けられそう。心待ちにしてくれている消費者、米屋さん、米卸のために、いいものを届けたい」と意気込みを語っています。
(新聞「農民」2002.9.30付)
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[2002年9月]
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