元気が出た「支部・部会交流会」福島・浜通り農業を守る会
福島・浜通り農業を守る会は八月二十五日、第七回支部・部会活動交流集会を開催しました。稲刈り前に行うこの交流集会は、会の総会に準ずる位置付け。参加した六十八人は学習講演会の後、米、野菜、税金の分科会で今後の活動方向を話し合い、米改革を許さない運動を広げるための英気を養いました。 講演会では、「食健連運動・私たち税関労働者は生産者と消費者に何をどう伝えてきたのか」と題して、全税関労働組合委員長の上山興士さんが情熱を込めて語りかけ、「孤立しているのは農民、労働者、消費者ではなく、私たちに理不尽を押し付けてくる政府。まさに、がんばって作り続けることが一番のたたかい」と参加者を激励しました。 農家の中では、米などの農産物価格が下がり続けることへのいら立ちやあせり、怒り、あきらめが広がっています。こうした時だけに、上山さんの話を聞いた参加者は励まされ、「こういう話ならもっと多くの人に聞いてもらうべきだ」との声をあげていました。 米と野菜作りの分科会では「栽培技術をみがいて、いいものをみんなでもっと作って、みんなで売ろう」、「これからは栽培計画と報告書を作成していくことが重要」とこれからの部会の方向を話し合い、税金申告と固定資産税の分科会では政府が狙う大増税の中身と、来年の固定資産税評価替えに向けた学習を行いました。 学習のあとは「飲む」というのが会の鉄則。みんながこれを楽しみにしています。料理も新鮮な海の幸が盛りだくさん。カラオケを歌う隣では五、六人の輪がいくつもでき、農作業や栽培技術、「直売所にこんなものを出してほしい」といった話に花を咲かせていました。 (福島県農民連 佐々木健洋)
(新聞「農民」2002.9.23付)
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[2002年9月]
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