「農民」記事データベース20020923-555-02

米つぶし許すな

フルカラー『農民』号外


 米守るたたかいの力に

 「米つぶしは許さない! 国民の主食・米と田んぼを守ろう」――。米「改革」に対する農民連の見解と提案をまとめた新聞「農民」号外ができました。

 今度の号外は、初めてのフルカラー。一面は、福島の山あいの、収穫を目前にした黄金色に輝く田んぼの風景。日本の恵まれた自然と、営々と続けられてきた農民の努力が、豊かな水田農業を育んできました。豊かに稔った稲穂も、「つぶされてたまるか」と訴えているようです。

 中面(二〜三面)は、建設的で説得力のある農民連の見解と提案が、わかりやすく紹介されています。「ミニマム・アクセス米の削減・廃止こそ出発点」「稲作経営安定対策の改善・充実などで、生産費をつぐなう米価を」「政府は、米の需給と価格安定に責任を持て」農協や自治体も、小泉内閣の米つぶしに声を上げはじめているなかで、足を運び、共同を呼びかける格好の内容です。

 四面は、「『安心・安全な国内産の農産物を』これこそが国民の願い」と、国民的な共同を呼びかけています。

 農民連食品分析センターの農薬検出がきっかけで、中国産冷凍ホウレン草は、事実上の輸入ストップに。内閣府の調査でも、八〜九割の国民が「やっぱり国産」と答えています。

 いま各地で直売所や朝市が大にぎわい。学校給食に地元の農産物を供給するとりくみも進んでいます。農民連は、米卸や米屋さんとネットワークを作り、安全で、作る農家の顔が見えるお米を消費者に届けるためにがんばっています。

 この秋、本番を迎える米を守るたたかいに、新聞「農民」号外をぜひともご活用ください。号外は、一部五円。一万部以上の注文は、送料が無料になります。申し込み・問い合わせは、お近くの農民連か、農民連本部へ(〇三―三五九〇―六七五九)。

(新聞「農民」2002.9.23付)
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2002年9月

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