輸入食品の農薬汚染に警鐘石黒昌孝(農民連食品分析センター所長)著『それでも食べますか』
食と農守る世論作る力に分析センターのデータを満載中国産冷凍野菜の分析など、このところ大活躍の「農民連食品分析センター」。このほど、その実績と輸入食品の危険性を明らかにした、『それでも食べますか輸入食品を分析してみると』が出版されました。著者は分析センター所長の石黒昌孝さん。分析センターのデータをわかりやすく説明しながら、健康で安全な食生活の知恵を伝授しています。内容は、(1)輸入冷凍野菜、(2)加工・冷凍食品、(3)子どもへの影響(ハンバーガー、ファミレス、ベビーフード)(4)遺伝子組み換え食品、(5)安全な国産農産物、(6)検査、表示、BSE、(7)食糧自給率――の七章だて。農薬汚染などの実態や背景を明らかにするだけでなく、解決への提案もあるのがこの本のうれしいところです。
本代の一部が分析センターのカンパにユーモアの効いたイラストや写真も多く、一章ごとの文章も短いので、肩肘張らずに読むことができます。これまで新聞「農民」紙上に登場した話題も網羅され、ちょっと調べ物をしたい時に活用できる表なども豊富で、学習会のテキストにぴったり。一般の消費者はもちろん、日本の農業を守る運動に必携の書となることまちがいありません。本代金の一部や印税などは、農民連食品分析センターへのカンパとなります。一人でも多くの人に読んでもらい、食と農の安全を守る世論づくりの力にしていきましょう。
(新聞「農民」2002.8.26付)
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[2002年8月]
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