「農民」記事データベース20020826-552-07

埼玉・県南農民センターが新婦人と

初めての「枝豆まつり」


 埼玉農民連県南農民センターと新婦人は七月二十一日、初めての「枝豆まつり」をさいたま市で開きました。場所は県南センターの浅子和弘会長の農園。炎天下にもかかわらず夏休みの最初の日曜日とあって、新婦人大宮、浦和、越谷などの支部から、子ども連れのお母さん、お父さんが五十人余、農民連会員を合わせると約八十人が参加しました。

 浅子会長が歓迎あいさつをした後、新婦人埼玉県本部会長の加藤ユリさんは「農薬に汚染された輸入野菜があふれているなかで、農民連のみなさんが丹精込めて作っている新鮮な野菜を会員に広げる運動をもっともっと進めていきたい」とあいさつしました。

 子どもたちがトウモロコシ畑にもぐりこみ、元気な声を響かせると、近所の人たちは「何が起こったのか」と驚くほどの賑やかさ。広場では大鍋が二つ用意され、一つにはトウモロコシが、もう一つの鍋にはもぎたての枝豆が、子どもたちの手で入れられました。

 ゆであがったトウモロコシと枝豆を口いっぱいに頬張り、子どもたちは麦茶で、大人たちはビールで乾杯。焼けるような暑さもなんのその、元気いっぱいの交流が繰り広げられました。

 新婦人のお母さんたちは、中国産の冷凍ホウレン草から基準を大幅に超える残留農薬が検出されたことに心配し、「産直ボックスの無農薬野菜をどんどん広げなければ」と感想を述べていました。農民連会員は自己紹介しながら「安全な農産物をみなさんの台所に届けることが私たちの唯一の生き甲斐で、楽しみだ」などと話しました。

(埼玉県南農民センター 塩津潤一郎)

(新聞「農民」2002.8.26付)
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2002年8月

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