殺すより、増やさない害虫防除 (6)
虫の基礎知識 防除法――天敵利用前回に続き、今回は、生物的防除方法(天敵利用)についてです。昆虫の天敵には捕食性昆虫類、寄生虫、病原菌(カビやウイルス)があります。これらの天敵は、害虫が増えてから働きます。その間に起こる農作物の生育の見劣りや収穫物のキズの発生に対して、生産者のがまんや消費者の理解が必要です。身近な天敵には、表のドロバチ類やアシナガバチ、徘徊性のクモ(クモの巣をはらない種類)などがあります。
これからの季節は天敵が活躍するので、表を参考にして天敵の動きをよく観察して下さい。 桑山洋三(農の会会員)
(新聞「農民」2002.6.10付)
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[2002年6月]
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