青年部幹事の小川一弥さんが町議選で初当選
静岡県修善寺町の酪農家で農民連青年部幹事、静岡県農民連役員の小川一弥さん(30)が七月十五日投票の町議選に新人で立候補し当選しました(日本共産党公認)。 小川さんの立候補を聞いて全国連青年部や静岡県青年部など、多くの仲間が応援に駆けつけたほか、激励のメッセージやカンパが寄せられました。 米の産直に取り組む新婦人の方は「修善寺で作った安全な無農薬米を食べている。小川さんに修善寺の自然、農村、水田を守ってほしい」と訴えました。 小川さんは毎日、乳牛の世話をしながら、三百回を超える街頭宣伝を行いました。他の候補者も行かない山奥まで入り、福祉や子育て支援政策とともに、農業つぶしの政治のもとで乳価が低迷し、年々経営が悪化していることなど、自らの体験も語り「冷たい国政のもとでも、農業を守り地域と福祉、暮らしを守る町政への転換を」と訴えました。 演説を聞いたシイタケ農家の女性は「不便な山奥なので若い人は出てしまった。一時は五百万円もあった収入が今は三十万円しかないが、固定資産税がかかり生活は大変」と共感していました。 当選した小川さんは「多くのみなさんの応援に励まされました。農村は、人が減るとバス路線が減り、不便になるとさらに過疎化する。農村の暮らしを守るためには、農業を基幹産業にしていくしかない。乳幼児医療費助成の就学前まで引き上げ、小中学生のバス通学への助成の引き上げ、学校給食に新鮮で安全な地元の農産物を供給する取り組みなど、若い人が住み続けられる町政を実現して、地域を守っていけるように頑張りたい」と抱負を語っています。
(新聞「農民」2001.7.30付)
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[2001年7月]
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