千葉・東総今年も種まき 出会いが楽しい大豆畑トラスト運動
今や全国六十カ所以上に広がった大豆畑トラスト運動。なかなか面白くて、いろんな方とも出会えたり、味噌や豆腐の作り方がわかり、「私でも作ることができた」と喜んでいます。
七月八日、千葉の東総農民センターのお世話で寺本幸一さんの畑(八日市場市)で大豆トラスト畑の種をまきました。今年も「ヒューガ」という品種ですが、十八人が参加しました。 寺本さんが小麦を収穫した後、すっかりきれいに耕してあり、そこへ線を引く道具(手作り)で線を引き、その線上に二十センチの間隔に一粒ずつまき、土をかけていきます。暑い暑い日でしたが、田んぼを渡ってくる涼しい風、そして海が近いので海風も吹いてきて、休憩をはさんで二時間ほどいい汗をかきながら農作業をしました。 途中の休憩のとき、トマトを丸かじりしたり、寺本さんの麦で作った香ばしい麦茶を飲み、うれしかったです。 東京から三時間近くかかるのでひんぱんにはいけませんが、田んぼの育つ稲の緑が素適だし、青い澄んだ空にシラサギが群れる田園風景はいつまでも守っていきたいと思います。そして、しばし農作業をみんなでやり、いい汗をかきます。その後の農民連のみなさんと参加者の一人ひとりの思いをざっくばらんに話し合えるのは、本当に都会の狭苦しいところから解放されて、心がいやされ、心のリフレッシュになるのです。しかも安全・安心の大豆が食べられるのです。 東京や横浜などからきた参加者は「安全な大豆が食べたい」「自給率三%の大豆は、市販のものは遺伝子組み換え大豆だよね」「この畑の大豆で味噌を作るんだ」などと語り合いました。 八月半ばには雑草取りです。がんばりまーす。 (為我井雅子・東京都荒川区在住)
千葉・北総大豆トラストの募集千葉県農民連北総農民センターの佐原市農民組合はことしから大豆トラスト運動に取り組んでいます。七月四、五の両日にわたって、農民組合員三人で佐原市返田の約十アールの畑に大豆をまきました。雨の少ないなかでも、順調に育っています。 農民組合は消費者に大豆トラスト運動への参加をよびかけています。 一人一区画三十平方メートルの大豆畑。年間四千円。収穫した大豆、あるいは味噌にして受け取れるようになっています。
連絡先=農民連本部の大豆トラスト運動係(03―3590―6759)か北総農民センター(0478―59―1208)の担当・椎名正男さんまで。 (新聞「農民」2001.7.30付)
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[2001年7月]
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