「農民」記事データベース20010723-502-05

秋田・湯沢雄勝農業者大会

各党代表が政策討論


 秋田・湯沢雄勝(おがち)農業者大会が、六月二十三日、羽後町の体育館で開かれ、二千人の農民が参加しました。

 会場には、各市町村長、議会議長、農協組合長などの農業団体が勢ぞろい。農業危機打開に並々ならぬ決意をみなぎらせ、「生産者米価二万円以上の価格保障を」「WTO協定でミニマムアクセス米の縮小と輸入義務の撤廃を」などの決議を満場一致で採択しました。

 集会の目玉は、各政党代表による政策討論会。御法川英文氏(自民)、堀込征雄氏(民主)、井上義久氏(公明)、松本善明氏(共産)、谷本巍氏(社民)の国会議員が出席。松本氏の「今日の農業危機を招いた元凶はWTO協定とコメ輸入自由化。これに反対したのは共産党だけ」との発言から、討論は、自民対共産の政策論争に。

 司会者の「公共事業が半分をしめる農業予算でいいのか」という質問に対して御法川氏は「それには答えない」と発言。一方の松本氏は「EU並みに価格保障を農業予算の中心にすえ、家族農業を守っていく」と明快に答えました。

 集会では、大会決議を関係機関に要請する五人の代表団が選出され、羽後町農民連の金一治さんも副団長に選ばれました。

(新聞「農民」2001.7.23付)
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2001年7月

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