「農民」記事データベース20010716-501-04

宣伝・学習会・号外

総対話運動の最終盤(6/30・7/1)

全国で多彩な取り組み

 まわりの農家に要求運動への参加をよびかけ、新聞「農民」読者を広げる「総対話運動」の最終盤、六月三十日、七月一日、農民連は「全国一斉宣伝・対話行動」を多彩に取り組み、読者や組合員を増やしています。


千葉

 「いよいよ参院選です。自民党政治では農業は続けられません。食料・農業を守る政治を農民連とともに実現しましょう」――千葉県農民連・北総農民センターは、七月一日、佐原市で、宣伝カーを先頭に、のぼりを立てた四台の軽トラコンボイで宣伝行動にとりくみました。

 辺り一面に美田が広がる利根川沿いの集落。「農民」号外を持って対話にまわると、「米価の暴落」「輸入しながら減反」に対する怒りが次々と出てきます。

 号外を示して、「『いらない外米の輸入はやめる』と堂々と主張する政治を一緒に実現しよう。公共事業中心のお金の使い方を改めれば、米価を保障することは十分にできる」と訴えると、「そうだな。暑いのにごくろうさん。がんばって」といった声が返ってきました。


福島

 安達地方農民連は六月三十日、大玉村で会員拡大の対話活動を行いました。

 農民連の佐々木健三会長、三瓶良知・大玉村支部長、渡辺正人税対部長、私(本多芳司事務局長)の四人が二班に分かれ、キュウリ生産者や農協役員などを訪問し、のべ八軒の農家と対話しました。

 訪問先では、「農民」号外や PR版、農民連の紹介チラシ、加入申込書を渡し、セーフガード発動の運動や農家の税金などについて話しました。キュウリ生産農家からは、「税金申告で農民連に世話になりたい」などという積極的な話が出されました。

(安達地方農民連 本多芳司)


埼玉

 東部農民センターは六月三十日、七月一日に統一行動を展開。六月三十日には七人が参加、軽トラ三台、宣伝カー一台、一日は六人が参加、軽トラ三台、宣伝カー一台で対話、宣伝を行い、読者が四人増えました。

 対話をすると、「輸入農産物の激増により、何を作っても採算が合わない。どうすればいいんだ」「四割の減反に応じれば田んぼは草だらけで、管理上も大変だ。耕作する人がいないのかも知れない」などと深刻な実情が訴えられました。「農民」号外を受け取った農民は、よく読んでいます。


岡山

 七月一日、岡山市内を四人でハンドマイクを持って街頭宣伝。

 新聞「農民」号外を配りながら、十人の農民と対話しました。「減反、減反しながら、米輸入には疑問だ。小泉さんには期待していない」などの声が寄せられました。


石川

 六月三十日のカメムシ対策学習会には、会員外の四人も含めて十三人が参加。現物のカメムシやスライドも見ながらのわかりやすい学習に参加者は熱心に質問。時間が足りなくなり、事務所に移動して意見を交換しました。

 七月一日には学習会に参加した農民を訪問。産直の話をしながら「農協の理事や運営委員をしてきたが、農協を通して有機米の販路を作ってきたこともあり、会員にはすぐになれないが、賛助会員になる」と約束、米の出荷も契約してもらいました。


山口

 六月三十日、南すおう農協の総代会が行われ、四人が会場前で「農民」号外を配布しました。「ご苦労さん」「頑張ってください」などの声をかける人もかなりおり、一人も受け取りを拒否する総代はいませんでした。

 号外を配布中、宣伝カーでセーフガード発動を要求し、新聞「農民」の購読を訴える宣伝テープを流し続けました。

(山口県連 金子昭二)

(新聞「農民」2001.7.16付)
ライン

2001年7月

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