山口・中部産直センター満員のお客にうれしい悲鳴直売所「ふれんど」が開店
山口県中部産直センターの直売所「ふれんど」が六月十七日、山口市大字仁保で開店しました。 午後三時開店の一時間前からお客さんが集まり始め、開店時間には百人近い人が詰め掛けました。開店と同時に直売所内は足の踏み場もないありさま。レジ係も息つく暇もない状況が続きました。 「値段の安さもあるけど、生産者の直売だから、新鮮で安全性にも信頼がおける」というのが、お客さんにとって大きな魅力のようでした。出荷者も三十七人で、千数百の野菜など豊富な品数が並べられ、魅力の一つになったようです。「果たしてお客さんが来るだろうか」と心配していたスタッフも大忙しでうれしい悲鳴をあげていました。 同センターが直売所を計画したのは昨年から。野菜ボックスや米産直が最高時に比べると、半分以下に減少し、「このままでは八四%の国民が国産の農産物を求めている要望に応えられない」と検討を重ねてきました。その結果、組合員に出資金を募り、三十二人で農事組合法人を立ち上げ、六月初めに法人登記を済ませました。 名前の「ふれんど」は消費者と生産者が友達のように協力していこうということから名づけられました。 当面、水曜、土曜、日曜の週三回午後三時から六時三十分まで開店することにしています。販売にはパートの人のほか、農民組合員が交互に出ることにしています。 今後、スタッフの夢は、地元にないミカンやリンゴ、レンコンなどを県内ネットを活用し、お客さんのニーズに応えたいと考えています。 (山口県連 金子昭三)
(新聞「農民」2001.7.9付)
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[2001年7月]
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