「農民」記事データベース20010709-500-13

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生活苦しめる政治に腹立つ

秋田県 須田信雄

 農民の方々が「米価引き下げで大変な暮らしだ」と嘆いている時、今度は農業者年金給付額を九・八%も削減するとは本当に腹が立ちます。私は農家ではありませんが、大曲地区でもどんどん田んぼを手放し、労働者になっても低賃金、少し年齢が高くなると失業……これでは生活は大変です。参院選で、私たちを苦しめる人たちに厳しい審判を下そうではありませんか。


「米百俵」の精神歪め我慢強要

埼玉県 片岡孝義

 小泉首相は国会で「米百俵」の故事を引用して、「構造改革」による痛みに耐えるよう、国民に我慢を強いましたが、「米百俵」の精神を誤解しています。私は米百俵で作った学校の後身である旧制長岡中学校(現長岡高校)の出で、よくその故事を聞いたものですが、教育の重要さを説いたものです。「米百俵」を持ち出すのであれば、教育予算を増額すべきです。


日本の農業守るために国産品を

北海道 大和田和子

 日本の国は世界でも気候温暖で、昔から先人たちが営々と耕してきた良質な農土があります。しかし、歴代の自民党政治は、市場原理で「安ければ」と良質な米の取れる田んぼを「減反、減反」を押しつけ、日本の農業を壊してきました。私はなるべく輸入品を買わないように心がけ、産直品を新婦人で共同購入しています。六月十一日付の本紙「旬の味」を読み同感です。心から応援しています。がんばりましょう。


消費者はもっと声を上げよう

東京都 大崎潤一

 「セーフガードの発動は消費者の利益に反する」というような論調がある。だが、それは“消費者というのはただ安ければいいと思っているんだ”と描くもので、消費者を蔑視(べっし)した考えではないだろうか。高くても環境にやさしい物を買う消費者も少なくない(環境に対する大企業の責任は別として)。消費者自身がもっともっと声を上げなければと思う。


農業を守る運動を大きくしたい

大阪府 佐藤千恵子

 いつも農民連の新聞を楽しみに読んでいます。産直交流会が取り組まれ、私の班でも取り組みました。毎年、春と秋に福島や石川、大阪の農家の方々と交流し「日本の農業を守る運動をもっと大きく強く豊かにしていきたい」と思います。家の前には田んぼがあり、田植えが終わりました。夕日が反射して美しいです。稲刈りまで毎日、青々と成長していく稲を見ると、心が安らぎます。緑のある暮らし、都会ではあこがれです。


旬の野菜を自分の手で作る

福島県 本田市信

 福島県の中通り地方も梅雨入り宣言が発表され、三月末から続いている小雨傾向は解消されると思います。梅雨の期間中、災害のないことを祈ります。梅雨入りしたからではないが、私もようやく野菜畑の耕運が終わったので、親戚からいただいたナスやトマトの苗を植えつけました。自家消費くらいの野菜類は、産直売店から買ったり、近所や親戚からいただいても十分間に合います。元来農家だからというわけではありませんが、やはり自分自身で作らないと、毎年のことながら夏がやって来たなという実感がわかない。今では、ナスやトマトなどスーパーで年中売られているので、いつが旬なのかわからなくなっています。太陽をさんさんとあびた野菜類が、食卓に上がることを願って毎日手入れをしています。


自然の恵みの大切さを子らに

愛知県 山本京子

 “上伊那農民組合が復活させた「白毛もち米」、小学生ら田植え”の記事(6月11日付)がよかった。子どもたちには、五感をフルにはたらかせて自分で自然に働きかけて、何かを獲得する大切さをいつも思っている。世代から世代へ大切なものを渡しつづけたい。

(新聞「農民」2001.7.9付)
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2001年7月

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