“ともに胸を張ってがんばりましょう”小林さんが退任のあいさつ
小林氏は、代表常任委員退任のあいさつ(要旨)で次のように語りました。
「長い間ご苦労さまでした」と言われましたが、私は好きで農民運動をやってきたし、苦労したという覚えは全然ありません。非常に楽しい十二年間でした。 私たちのたたかいというのは、人が替わっても、組織があって、同じ志で同じ目標に向かって運動すれば、いつか必ず成果を得られる。私が辞意を表明したのは、若い人たちが続々運動に参加してくるベースができると思ったからです。私がどんなに気が若いと言ったって、自分の孫のような年の青年の共感は得られるはずがありません。どうしても若返りが必要です。新役員の顔ぶれを見て、こんなに若返らせるかと思った人もいるかと思いますが、まだまだ若返ってほしいと思います。 私も家に帰れば、一ヘクタールの水田と畑を持っています。百姓は、生涯百姓です。今後体は弱っても、口は達者です。知恵もあります。毎日働けばボケないでしょう。そうして作ったものを農協の直売所や近くの市場に出して、おばちゃんたちと仲良くなって、一番の底辺から運動に貢献していきたいし、そのことをいつか新聞「農民」に投稿しようかと思っています。 二十一世紀は一見困難なようでも、大会で出されたような新しい方向が開けているし、団結しさえすれば農民連は大きくなること間違いありません。みなさん、胸を張って日本の農業を守る運動にがんばっていきましよう。 長い間ありがとうございました。
佐々木健三会長の略歴一九四一年 福島県生(六十歳) (新聞「農民」2001.1.22・29付)
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[2001年1月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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