「おらげのハスうまかっぺ」―れんこん料理258種
日本の伝統食を考える会の「第十一号伝統食列車」を受け入れる準備のなかから、茨城県の特産品れんこんの料理集がこのほど発行されました。 耕し、種ハスを植えつけ育て、収穫し、料理を工夫し作り上げる――日本一の収穫量を誇る茨城県霞ヶ浦湖畔のかあちゃんたちのれんこん料理。 春まだ冷たき頃に植えつけた種ハスは、陽光とともに茎を水面にぐんぐん伸ばし、葉を広げ、夏の太陽が照りつける頃、花開き、蓮田は一面天国もよう。 ハウス栽培の出荷は六月初めから、続いて早生れんこん。本当のうまさを増してくるのは秋から冬―筑波おろしが吹き抜ける中、氷を割りながらの収穫作業―父ちゃんは泥田に胸までつかって掘りあげ、母ちゃんは側で受けとって運ぶ。 三百六十五日、れんこん農家に休日はない。 しかも、れんこん農家のかあちゃんたちの退職金が神経痛とは……。 そんなれんこんだから、ひと節たりとも無駄にはしたくない。 “薬食一如れんこん” れんこん食べない子どもたちにも食べさせたい。なじみの少ない地域の人たちに、もっともっと親しんで食べてもらいたい。 れんこん育てるかあちゃんの、そんな思いが、次々とれんこん料理を作り上げました。 (丸橋ますみ・食べもの通信茨城読者会)
一冊一〇〇〇円。申し込み先は、茨城食健運(電話029-292-8732、FAX029-292-8733) (新聞「農民」2001.1.15付)
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[2001年1月]
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