地場産、大歓迎秋田県連が市場、生協と懇談
秋田県連の代表十人は八月二十一日、秋田市中央卸売市場と秋田市市民生協を訪れ、農産物の生産・流通・価格問題で懇談しました。 卸売市場との懇談は初めてで、監原市場管理室長らが応対。県連の代表が「農民連は卸売市場を通して生産物の流通を希望している」と述べたのに対して、市場側は「市場で扱っている農産物の三〇%は輸入物。県内産は一七%、秋田市産は一・三%程度で、地場産の扱い量は東北で最下位。県内産を増やすことは大歓迎」と答えました。 市場側の斡旋で卸売業者と農民連が年内に直接懇談する場をセットすることで合意しました。 生協では保坂会長らが応対。農民連は「農民連組合員は米、果物、野菜、畜産物を生産しており、安全な食料の生産に努力している。生協の店舗で取り扱いを広げてほしい」と要望。 生協側は「食の安全を重視した運動が基本。店舗は生産者の顔の見える新鮮な地場産の野菜を歓迎している」「草ぼうぼうの減反田をみると悲しくなる。農家が元気になってほしい」などの意見が出されました。 学校教育の中で「食と農の問題で、共同学習会とかシンポジウム」の必要性なども話題になり、今後は懇談を重ねながら協力していくことを確認しました。
(新聞「農民」2000.9.25付)
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[2000年9月]
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