竜舌蘭 50年目に開花埼玉・寄居町
「五十年目にやっと花が咲いた」――埼玉県寄居町の読者・石渡章記さんが育ててきた竜舌蘭。七月下旬から黄色の花が約五メートルの高さに咲き始めました。近所の人たちやカメラで撮影する人も訪れ、評判になっています。 竜舌蘭は、メキシコの原産でヒガンバナ科の常緑多年草です。葉は長さ一〜二メートル、へりに針のようなトゲが並び、先端はとがり、まれに六〜九メートルの花茎を出し、花を多数つけると枯れ死します。「例年だと一〜二メートルしか伸びない茎が、今年の春からどんどん伸び始めた。花が咲くのは本当に珍らしい。最近、県内でも咲いたという記事を読んだが、一生に一度しか見られない貴重な花」と笑顔で語る石渡さん。 石渡さんは、小さい時から植物が好きで、建設業の仕事をしながら畑で「おもと」やサボテンなどを全国から集めて育てています。同時に野菜なども作っています。竜舌蘭は親戚から分けてもらったもの。 屋根に登って、数を数えると三十ほどの花が咲いていました。花には甘い蜜がいっぱいあるのでしょうか、蜂が何十匹も群がっていました。
(西村/新聞「農民」2000.9.11付)
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[2000年9月]
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