新聞「農民」に掲載された「白菜がすきだ」に感動
ボロボロ泣けた日本民主青年同名茨城県委員長 稲石 紀保新聞「農民」七月十日付に載った「白菜がすきだ」の詩が、とても心に残り、ボロボロ泣けてきました。昔、ある地方市場でバイトしていました。「昔は高い年もあったが、箱代にもなんねぇような値段が、三年、四年と続いたんじゃ、とてもやっていけねぇ」といった言葉やため息が、白菜を出荷する農家から毎日のように聞かれました。 市場の人は、「大手は安く買いたたいてボロもうけだ。数がハンパじゃないから、大手が買いつけた市場は品薄になる。それで値段がいくらかよくなれば、そこに出しに行くのが農家の心情だ。それでさらに値下がりだ。不作で高くなるはずの年も、商社が飛行機と電話一本で外国から安い野菜を輸入する。農家はいつまでも報われないし、地方の仲卸もやっていかれないよ」とこぼしていました。 一生懸命おいしいものを作ったら、作った人も、取り扱った人もニッコリできる値段で売れてほしい。社会を変える展望とあきらめない生き方をつかんだ青年が、農業を担う青年の中にもたくさん増えたら、こういうことも変えていけるんじゃないか。自分が、若い今しかできない民青同盟の専従という職業を選んだ理由の一つです。
思いを詩に託して愛知・豊橋市の「自然問屋」 杉林 和子愛知県豊橋市で野菜卸・小売をしている「自然問屋」の杉林和子さんは、「白菜がすきだ」という武力也さんの詩に感動し、便りと「明日をつなぐ」と題した詩を送ってきました。杉林さんは「日夜がんばっておられる生産者のみなさんの顔を思い浮かべながら何度も何度も読みました。今、このような告発の詩が本当に大切だと思いました。いつまでもこんな政治は許さないゾと思うばかりです。生産者と流通業者と消費者が手をつなぐ道をともに探求していきたい」という思いを詩に託しています。
明日をつなぐ杉林 和子当店は (新聞「農民」2000.9.11付)
|
[2000年9月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2000, 農民運動全国連合会