信州あづみ野りんごの里で農業体験をしませんか長野・中信農民センターがよびかけ
信州あづみ野にようやく訪れた春。残雪が白く残るアルプスの山並みの麓、まっ白い花が咲き誇るリンゴの果樹園の周りには水仙の黄色い花が満開です。 五月から六月いっぱいのリンゴの作業、そして夏の終わりから晩秋にかけての収穫を体験してみませんか。長野・中信農民センター「くだもの研究会」は、さまざまな農業体験を用意し、リンゴの木のオーナーになってくれる方を募集しています。(詳細別項) あづみ野は、ちひろ美術館や碌山美術館、貞亨(じようきょう)義民記念館など、文化、芸術、歴史に触れることができる施設がそろっています。 義民記念館は、今から約三百年前に、松本藩の過酷な年貢に苦しむ農民を救おうと、身を挺して立ち上がった多田加助らが起こした騒動(一揆)の記念館。「生きる権利の主張」をテーマにした展示やコンピューターグラフィックスは、義民の精神を今に伝えています。 路傍に数かぎりなく祀られた道祖神めぐり、豊かな自然がはぐくんだワインを楽しむ安曇野ワイナリーなど、数々の探訪スポットも。ワイナリーのオーナーは、農民連会員で、現役の酪農家。隣のヨーグルト工場では、こだわりの牛乳、ヨーグルトも飲むことができます。 宿泊は、新聞「農民」の読者で、農民連が食材を提供するペンションへ。もちろん山菜をはじめ、その土地で、その時にしか食べられないものが楽しめます。 (長野・中信農民センター 伊藤和則)
農業体験のスケジュール○リンゴの花摘み 五月一日から十日頃まで 農民連おすすめの宿●ログ・ペンション「さかい」 南安曇郡穂高町 TEL〇二六三―八三―七一二九
あづみ野リンゴの得意先 東京・八王子「国産産直」の佐藤勝夫さんの話二年前の開店間もない頃からお付き合いをさせていただいています。あづみ野のリンゴ、プルーンは本当に味がよくて、お客さんから「こんなにおいしいのは食べたことない」とよく言われます。有機栽培だからでしょう。作っている方の心が伝わってきます。昨年は、舂の花見と秋のプルーンの収穫に参加させてもらいました。外国人の留学生をまじえて楽しい時間を過ごさせてもらいました。とりくみの成功を願っています。
(新聞「農民」2000.5.1付)
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[2000年5月]
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